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ベルリン

9月9日
 ドイツへのバスでの移動。そうは言っても東側にあたる首都ベルリン。壁が崩壊されるまで空輸のみでよくやっていたと思う。ホントはシュゲン協定で関係ないはずだけど警察の確認があった。辺鄙な空き地までパトカーで誘導するのだからご苦労なことだ。国境でやればいいと思うがそうはいかないのだろうか。バスターミナルから電車に乗って思ったのが日本にかなり近い感覚だ。何がどうといわれると答えようがないが何となく近い。お手本としてイギリスとドイツをまねしたのだから当然と言えば当然かもしれないが。面白いことに、電車の出入り口で出る人を待たずに入った人がいたのだが50過ぎくらいの人がめちゃ怒鳴っていた。今まで日本以外でこういったことが起きるとは思わなかった。ホテルは東側になるので、周りのアパートはちょっと古臭いが軒並みチェーン店が進出している。ドイツは、英語が母国語でない国では最も話せる国と聞いていたが、そうでもない。あまり通じない。ポーランドで少し苦労したので楽になるかと思ったらそうでもないようだ。

G-1 国境付近の川

G-2 ロールケーキのようなクリームチーズ

9月10日
 ベルリンでの自由にできる滞在は2日間で、当初は博物館と散策を予定していたが、地図をよく見るとポツダムが近いではないか。社会で習ってきたワルシャワとポツダム。この2つの言葉はなぜか非常に強く残っている。ワルシャワはもうすでに見てきているので、残るはポツダム。以前、NHKの番組で終戦間際のトルーマンとスターリンの印象が強く残っている。その地へ行ってみた。
 ポツダムは現在観光地で地元の老夫婦が大勢訪れていた。天気が良くないこともあり真っ先にツェツィーリエンホーフ宮殿に行ってみた。本当にそこだけ行くのも面白みがないので、1キロくらい手前から川岸を歩いてみた。もともと王族の離宮のようなものだったかと思うが、そのためか周りの景観は素晴らしい。絵に出てきそうな景観である。宮殿を見て初めに感じたのが、こんな小さな場所で世界の運命を決めていたのかということだった(小さな場所だから決められたのかもしれないが)。中の様子は、堅実な作りで派手さがなく落ち着いたものだった。トルーマンは原子爆弾を武器にスターリンと話し合っていたようだが、スターリンの言葉はまるで音楽のように芸術的で誰もが引き込まれたようなことが解説されていた。ただ、個人的にスターリンは好きではない。実際そうではないのだろうが、口先だけの政治家のように思ってしまう。昔も今も政治家はそれほど変わっていないのかもしれない。変わろうとしても周りがそうさせないのかもしれない。そんなことを考えていると、見学は終わってしまった。30年以上気になっていた場所も、実際にその地に行くとたいしたことがないのかもしれない。
 なにか、消化不足を感じながらも次に宮殿のようなものを見に行こうとしていたら、土砂降りの雨、タイほどでないにしてもかなり強く、観光はつづけられなくなってしまった。今日は、9月の上旬だが気温はおそらく10℃位。皆、厚手のジャンバーを着ている。薄着は私のような、海外から来た人だけのように思える。実際、雨が降る前から、寒くて震えるほどだった。

G-3 不思議な木

G-4 木の内部

G-5 ツェツィーリエンホーフ宮殿の裏側から

9月11日
 今日は博物館めぐり。川に三角州のようなところがありそこに5つの博物館(美術館)がある。ベルリン・ウェルカムカードというものが有り、種類がいくつかあるが公共の電車やバスを利用してこの三角州にある博物館に行くならかなりお得だ。日本にはこういったものが有るのだろうか。
このカード(単なる乗車券だけど)を最大限利用するため5つの博物館すべて回ってみた。約5時間歩きっぱなしで、最後のほうは集中して見れなくなってしまった。それでも他の人の半分以下の時間で回っていたと思う。で、こういう見方をするとあまり印象に残らない。残っているのは、ドイツの美術品等はあまり展示されていなくて、ほとんどはギリシャ・中東・イタリア辺りからの物であること、絵についてはドイツの物も多くあったように思うが、写実主義という感じの物が多く綺麗でいいのだが面白みがない。いずれにしても、行く価値は十分にあると思うが、比較するとロンドンのほうが良かったように思う。ただ、ポーランドよりは数十倍良いし、美術品だけでなく空間の演出はかなり良かったと思う。
 そういえば、なんでもない歩道で中学生くらいの団体が通りすがり話しかけてきたり手を挙げたので挨拶するように彼らの手を叩くとものすごい歓声が上がっていた。よく分からないが、なんでも楽しい時期なのかもしれない。
あまり街の様子を見ることはできなかったが、人が地味だ。服装から化粧までどこもケチをつけるようなところは無いが地味。私の歩く観光用の服装(スポーツ系の上着とジーパン)が非常に溶け込む感じ。女の人は、ほぼ化粧なしと言っていいと思う。身だしなみがうるさいタイに長くいたため、こうも見た目を気にしない人が多いと違和感を感じる。ホント、日本に近いが、若い女性は日本のほうが化粧をしているかな。ベルリンは一応、首都だし。
 また、ヨーロッパの中ではかなり良いとは聞いていたが、どうもそれほど経済状況が良いとは思えない。ほとんどの顔つきが明るく感じないし、車も高級車はほとんど走っていないと思う。ドイツ車がほとんどで少し日本車がある程度。ベンツやBMWはタイより少ないと思う。アウディ、オペル、ゴルフあたりが多いか。それと日本の小型車。
 事前に調べたところ私が回る国でドイツが一番平均身長が高いとのことだが(平均185cm)、どうも190cm位と170cm位に分かれているように感じる。大きい人は大きいのだが、私より小さい人もたくさんいる。出身地方によって違うのは分かるが1割以上の違いは大きくないだろうか。女の人など大きい人はたまにいるがほとんど私と同じか小さい。

G-6 NEUES MUSEUMの展示物(エジプトの展示)

G-7 PERGAMON MUSEUMのイスラム圏の展示物

G-8 BODE MUSEUMの展示物

G-9 ALTES MUSEUMの展示物

G-10 ボーデン通りの橋で(こういったことが頭の固そうなドイツでもあるんだな)

ドレスデン

9月12~13日
 ドレスデンへ移動。本来チェコのプラハに行こうと思っていたのを、途中通過する街で2泊することにした。ベルリンからの移動中、風力発電のプロペラがあったが、結構大きく、メンテナンスが大変だろうと思う。景色は、元東ドイツということもあるのか、ポーランドと変わりがないように感じた。
 翌日出かけてみるとドレスデンは観光地だったらしく、かなりの観光客がいた。ちょっとスリが気になったがドイツはそれほど心配しなくていいのかもしれない。ポーランドと比較して怪しい感じの人がほとんど居ない。城に関して、元々戦いを意識したところでもないようで自然の川による壁のみで反対側には何もない。ここの建物は入り口付近の上部に像を設けるのが多いようだ。教会関連の建物が多いし1箇所に集中している。

G-11 ドレスデンに見かう途中バスの窓から

G-12 風力発電用の風車(かなりゆっくり回っていた)

G-13 ドレスデンで見た日本語の落書き

G-14 こちらの漬物の一種(かなり塩気がある)

G-15 街の北側の一角

G-16 Zwingerの中庭側から

G-17 Standehaus 顔料で描いてあるようだ

G-18 Frauenkirche

G-19 6人乗り自転車(1人は進む方向が見えないが怖くないだろうか)

G-20

G-21 非常階段のモニュメント

G-22 Altmarkt(幼い子用の遊園地が兼ねてある感じか)

G-23 母と子(ワゴンの中は子供です。ヨーロッパでは普通のようです)

G-24 Groberガーデン内の美術館の入り口(なんでこういう作りにしたのだろう)

G-25 公園内の蒸気を吐く電車(本当に蒸気で動いてるかもしれませんが)

4.ポーランド     6.チェコ

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