プラハ
9月14~15日
プラハへの移動。よく聞く話で何が良いか分からないがプラハは良いという。こちらでも基本的な移動はトラム。よく分からないまま移動しているとLetna Parkに着いたので散策してみた。路上でダンスしたり、スケボー乗っていたりして活気がある感じがする。その後迷いながら歩いていたら王宮に着いてしまったので南の公園側から一周してみた。おそらく守りを固めるためにこのような場所を選んだと思うがさっきの公園といい高低の差が非常にある。大聖堂やその周りの様子を何と表現すればいいのか分からないが、素晴らしいと思う。たぶんこういったのを芸術というのだろう。それにしても人が多く、混んでいる遊園地を思い出すようだ。土曜日ということからなのだと思うがCharles Bridgeの東側の道沿いは車の通行を止めて出店のような物が立ち並んでいるし、ビーチチェアがそこらじゅうに並び始めてビール片手に夕日を見ている人がたくさんいた。ほんと観光地という感じだ。
翌日は、天気が良くないので室内の国立博物館に行ってみた。ポーランドを思い出すような、質素な展示物だった。王族が生活で使用していた一部を展示してあるだけで、価値ある物は少ないように感じた。東ヨーロッパ得意の掲示板に昔の写真やポスターのようなものを張り付けたものが異常に多い。しかもチェコは入場料が高い。観光で収入を得ているのだから仕方ないが、あまりいい感じはしない。ただ、周りの人は結構小奇麗な服装をしているし経済的余裕があるように見えた。
雨が降り出したこともあり、トラムであちらこちらに行ってみた。終点近くなると街の派手さがなくなり落ち着いた地味な感じになってくるように思う。暗くなってからは来たくないような感じの場所(犯罪などが起きそうな感じのする場所)といったほうが良いのかもしれない。
次に旧市街の方へ行ってみたが人が多すぎてゆっくり見られるような感じもなく、雨が強くなり速足で通り過ぎてしまった。
C-1 ドレスデンからチェコへの道中
C-2 プラハ城西門
C-3 大聖堂側面
C-4 国立博物館の展示(これどう思います)
C-5 子供の仕事と題された写真
9月16日
今日も雨だったため市街地方面に行ってみた。機械仕掛けの時計台(旧市庁舎)のからくりを見たが噂通りのたいしたことがないものだった。でも作られた年代を考えるとたいしたものだと思う(定かではないが150年位前)。日本は明治初期になるかと思う。ちょうどからくり人形のようなものが作られていた時代かもしれない。ここは市街地が見渡せるので上ってみることにした。雨で薄暗いのが残念だがやはり美しい街だと思う。かなり混んでいてガイドの人だと思うが、「先に進んで」としつこいくらい大声で叫んでいた。その人は、毎回見ているから何とも思わないだろうと思うが、一生に一度になると思う人からすれば10分くらいは見たいものだと思う(私は人ごみが苦手なのでさっさと出てしまうが)。第一そんなに大声を出しても半分以上英語が通じていないように思えたが(プラハの観光は英語圏の人間は少ないように思う)。
次に郊外のデパートに行ってみた。Zlicin地下鉄の駅からすぐの場所にあり、地元の人しかいないと思われる。観光地にあるデパートに比べると服などは半値位(4000円位)の物がメインで並んでいるようだ。フードコートには、中華系の店もあり中国人が作っているので試に食べてみたが、味は?だった。ただ、インディカ米とはいえ白いご飯を食べたのは1か月半振りで懐かしかった。もう500m先にデパートがあったのだがあまりの雨と強風で断念し戻りは地下鉄でなく、バスとトラムを使ってみた。ちょうど小学校が終わる時間に重なったようで大人数で乗り込んできたが元気いっぱいでいいものだ。
2日半位居て思うのは、皆英語を使わないことだ。こちらが英語で話しても、チェコ語で返されることが多いし、話しかけられて英語で返すと何となく険悪なムードになる(たぶん気のせいだと思うが)。プラハは観光客が多いせいか観光地とその周辺では大分雰囲気が違うように感じるし、意外と地味な服装の人が多い。ただ、ドイツと比較して化粧はきちんとしてるし、石畳の歩道でもヒールでガンガン歩いている人もいる。アイルランドやドイツでは、スーパーで一気に買い込んでいる人が多かったが、ポーランドと同じく必要な分だけ購入しその都度買っているように感じる。だから、かなりの人が並んでいても順番が来るのは早い。観光の入場料の件で何となく高いのではないか思っていたが、やはりそうだったようだ。というのも郊外にある教会で、(観光で来るのは5割以上チェコの人だと思うが)郊外であるためかその他の場所の5分の1位の料金(150円、有名どころは1500円位です)でも皆お金が必要なことを知ると入らない。入っているのは英語で話していることから外国の観光客だろう。
C-6 時計台塔内部
C-7 時計台から
C-8 Vysehrad教会(墓地側から)
C-9 Vysehrad教会内部
9月17日
予報で雨が降らないとのことからPetrin公園に行き展望台に上ってみた。曇りで気温が上がらないため(予報で最高気温13℃)寒いことは予想していたが風が加わると結構寒い。でも、街並みはほんと綺麗だ。東から上ってきたのでせっかくなので北に旧市街を抜けるように降りて行ってみると、観光客があまり通らないのか本来の物静かな雰囲気があってとてもよかった。歩道用の石畳が他の国と違って必ずなんらかの模様を描いていることに気が付いた。この模様を作るのは結構大変な手間がかかるはずで、日本ではよくトイレを見ればどれくらい気合を入れて作った建物か分かるなどという施工業者もいるくらいタイルや石の割り付けは大変なのだ。ここの部分がこれだけ丁寧だと、建物などにも几帳面なほど装飾が手の込んでいる可能性が高い。結果、街並みが綺麗に見えるのだろうか。
C-10 Petrin公園
C-11 Petrinタワーから
C-12 Petrin公園から旧市街への道中
C-13 旧市街の小路
C-14 Vltava川
C-15 Vysehradの門(怖いのかかわいいのか分からない)
C-16 Vysehradの東側
9月18日
見たいと思っていた観光地は概ね見たことと、又雨だったため地下鉄やトラムで、市街の周辺に行ってみようと思う。せっかくなので、ショッピングセンターなどがあるような場所に行った見たが、プラハとはいえ特筆することもなかった。面白いと思ったのは、地下鉄が地上に出てからも周囲を囲っていることだった。その上は歩道として使われている。
C-17 地上部分の地下鉄上部の歩道